第37章 チェリーボーイを捨てた日
"ガラガラガラ……"
玄関のドアが開いた
「退くん…じゃない。どうしたの?」
小枝の母親が出てきた。
山崎
「小枝…小枝は居ますか!?」
小枝の母親の表情が暗い
山崎
「あの…おばさん……」
「小枝は……死んだよ………」
山崎
「え!?え?」
おばさんの話によると、
1週間ほど前に俺の家に行くと玄関から出た時…
持病の発作が出てしまい亡くなってしまったらしい。
でも俺は昨日の夜確かに…………
山崎
「嘘だ!!嘘だ!!!!」
鮮血が残る布団だってある!
俺は急いで自宅に引き返す