第37章 チェリーボーイを捨てた日
山崎
「なんか用?」
冷たく遇らう
小枝
「ううん、用なんてないけど来ちゃった!」
山崎
「だったら帰ってくれないかな?1人でいたいんだ。」
俺は敷きっぱなしの布団に潜り込む
小枝
「いつまでそんな風にしてるの?」
山崎
「死ぬまで。」
小枝
「何言ってんの!!ほら、早く!布団から出るのーーッ!!」
そう言うと小枝は掛け布団を剥がした。
山崎
「…………あのさ」
小枝
「なあに?」
山崎
「構わないでよ、もう。」
小枝
「構うよ!!私は……」
山崎
「なんで?」
小枝
「…理由なんて……私に出来る事ならなんでもするから、言ってよ!!ね!!」