第34章 恋は病
★ジミーストーリー★
苺屋を張り込み中
桜
「先輩って結婚してたんですねぇ〜」
山崎
「なに突然?」
桜
「いやぁ〜、なんにも動きないし、
窓からずっと見てるのも飽きてきちゃってぇ〜
ちょっとした世間話ですよ〜」
ここ、3日間とくに変化なし。
山崎
「……結婚してるよ。可愛い可愛い嫁と可愛い可愛い娘と息子が居るんだよね」
桜
「え〜、子供さん2人も居るんですか〜??
いそうに見えないですよねぇ〜。」
俺と話をしながらも苺屋から目を離さない桜。
順調に成長している証だ。
山崎
「もう昼だね、あんぱん食べる?」
桜にあんぱんを渡す。
桜
「ありがとうございま〜す!」
文句も言わずここ3日間、俺と一緒にあんぱんを食べている。
山崎
「俺に合わせなくてもいいんだよ?」
桜
「先輩みたいに早くなりたいんでぇ〜私はあんぱんでも平気です!!
ただカロリー気になるんで、低脂肪牛乳で食べますけど〜〜」
(マジでいい子だ〜)