第25章 山崎と中山コンビ 【監察日誌】
段ボールに近づく…
山崎
「?」
空き箱の段ボールが積み上げられたその後ろに、
黒くて頑丈な箱が置かれているのに気がつく。
長年この仕事してると感というものがある。
(これだっ!!)
俺はその感にだいぶ助けられてきた。
多分、これもおそらく……
(中山さん…グッジョブ!!!)
中山
「山崎くん!まだぁーー?
ゆっくりして良いって言ったけど、あんまり遅いとイジメるよーー」
山崎
「すみません!今行きます!!」
(夜に忍びこむか…)
中山
「もうっ!おっそいよ!!
あー、もしかして居眠りでもしてたんじゃないの!??」
山崎
「いや…それは……」
(こんな短時間で居眠りって…俺のこと何だと思ってんの!!?)
中山
「ほらっ、行くよ!!15時にはお客様さん来ちゃうからっ!!」
山崎
「あ、はい!」