第24章 山崎と中山さん 【監察日誌】
裏方の仲間の総意で
中山さんと暫く組んで仕事をする事になった。
中山ちづる
「客室の掃除は午前中のうちに終わってるんだ。
だから…そうだなぁ……あっ!各部屋にお花を生けないといけないんだった!
じゃあ、山崎くん!私の助手をしてね。」
(助手?)
山崎
「あの助手って具体的に何をしたら良いんです?」
中山
「剣山とか花ばさみとか花皿を倉庫から持ってきてもらったり…、
そうだなぁ…一緒にお花を摘んだり?
大丈夫だよ!私がお花を生けるから山崎くんは入ったばかりなんだしのんびり助手をしてくれればさ。」
(なるほどね…
この流れなら自然に倉庫も調べられそうだな。
いいよ、中山さん!素晴らしい指示をありがとう!)
山崎
「じゃあ…さっそく俺、倉庫行ってとってきます。」
中山
「うん!いってらっしゃい。」