第21章 登
階段を降りて下に着くと、
頭から耳が生えている女の人と会った。
?
「坂田サン、家賃マダデスカ?」
銀時
「あー、家賃ねー、後で持ってくっから。」
(大家さんかな?)
そう言って歩き出そうとした坂田さんの前に、
怖そうなおばさんが立ちはだかった。
?
「銀時!テメーいつまで家賃踏み倒すつもりだい!?
…って、おい…」
おばさんは銀時さんの横で立っている私の方を見る。
(´⊙ω⊙`)
私は咄嗟にお辞儀をする。
するとおばさんは何やら銀時さんにコソコソ話しかける。
すると銀時さんがハッキリ言った。
銀時
「あー、俺の嫁だから。
これ長男の繋。で、いま新八と神楽がみてんのが長女の結。
双子ね、双子〜」
みわ
「よ、宜しくお願いします……みわです…」
おばさんと猫耳の女の人は驚いた様子で、
その場で固まっている。
銀時
「じゃあな…ババア……」
銀時さんがまだ泣いている繋をヒョイっと私から奪いあげると、
私の手を引いて歩き出す。
?
「ちょっと待ちな!銀時!!」