第19章 運
みわ
「す、すみません……急に来てこんなによくしてもらって……」
銀時さんの寝ていた布団をお借りして
子供達を寝かせて自分も横になった。
銀時
「かまわねーよ。」
銀時さんは押入れから一組布団を取り出すと、
布団をテキパキ敷き始める。
銀時
「困った事があったら言いな。一応、報酬は受けとってるからよ。」
みわ
「はい…ありがとうございます」
私はふと豆電球に照らされた天井に目をやる。
なんの変哲も無い天井がそこにはあった。
(………退……)
涙が溢れる。
(今日だけ……今日だけ泣いたら…明日から頑張るから泣いて良いよね?退……さん)
銀時
「…………」