第11章 熱
みわ
「ん…………」
どのくらい眠っていたのだろうか…
目が覚めると窓の障子がオレンジ色に染まっていた。
みわ
「………」
「起きたみたいだね…大丈夫?」
!(#´⊙ω⊙`#)!
(あ…また勝手に……)
私の横に心配そうな顔をした山崎さんが座っていた。
山崎
「佐藤さんに用があってイボさんに仕事場所を聞いたら、
熱が出て寝てるって聞いてさ…
ビックリしたよ!!」
(私も違う意味でビックリしたよ。今。)
みわ
「心配して来てくれたんですね.…」
山崎
「……あはは…///」
笑ってごまかす山崎さん。
みわ
「…ふふっ…ありがとうございます…」
私は山崎さんの気持ちが嬉しくて、
熱のせいではなく…違う意味で頬を赤らめた。
山崎
「…佐藤さん、あのさっ!」
みわ
「はい?」
山崎
「クリスマスって…予定空いてる?
シフト調べてみたら休みになってたけど…」
みわ
「空いてます……けど。」
山崎
「ほ、ほんと!!それなら…前に行けなかった甘味屋とか、
スカイチュリーに行かない!?」
(そう言えば…まだ一緒に行けてなかったっけ……)
みわ
「はい…喜んで……」
山崎
「やったーーーッ!!!」
!(#´⊙ω⊙`#)!
山崎
「……っ、ご、ごめん!つい興奮しちゃって…」
みわ
「……ふふっ……」
山崎
「だから…早く元気になってよ…佐藤さん」
そう言うと山崎さんは私の頭を撫でながら……
山崎
「大好きだよ……佐藤さん………早く元気になって。」
(#´⊙ω⊙`#)
いつか私が言ったような言葉を
言ってくれた。