第5章 幸せの絶頂?
まいside
ありえない…
信じられない…
とんでもない…
いくら酔っていたとはいえ
そんな醜態を………(涙)
章大から昨日の
とてつもない出来事を聞き
今すぐ逃げ出したい気持ちを必死に抑え
少し冷静になってみると
不思議なことが一つ…
「あの…私がこんな格好な理由は…
よくわかったんだけど…
じゃあ…何で章大は…裸…なの…?
もしかして…私が…脱がせた…とか?」
安「ん…これ…?
これはまいが起きたときに
一人だけそんな格好やったら
恥ずかしいやろ?
やから俺も脱いだんやで(笑)?」
うん…さすが章太…
優しさと…天然さんの
絶妙なバランス………(笑)
なんて少しほのぼのした瞬間
私はすっかりと忘れていた
とんでもない事態に気付く…
「ていうか今…何時ですか……?
今日…昼から収録ありましたよね……?」
安「ん…今……11時30分やから…
ちょっと寝すぎたみたいやね…(笑)?」
「笑い事じゃないですよ!?
急げばギリギリ間に合いますから…
章太はすぐ着替えて…
私は…とりあえず洗面所お借りします!」
そんな…
寝起きから焦りまくりな私をよそに
笑顔で私を見つめる章太に…
「だから……急ぐの!!!」
そう私が怒鳴り散らしたことは
言うまでもない……(涙)