第2章 伝わらない想い
そして仕事終わり…
村上さんからの強制参加を
断れるはずもなく
みんなで食事に………
何事もなくこの苦しい時間が
過ぎさってくれればそれでいい…
村上「安…お前ほんまにどうしたんや?
何か最近おかしいぞ?」
安「別に…何もないよ…?
村上くんの気のせいじゃないん(笑)?」
横「気のせいちゃうやろ?
まいちゃんが絡むと特に……
それにまいちゃんも何か……………」
少し離れた席から聞こえてくる
そんな会話に
私はと言うと…
目の前にあるビールを
勢いよく喉に流し込んでいた…
だって飲まなきゃ
この空気に耐えられないから………
すばる「まい…飲み過ぎちゃうの…?
ペース落とした方がええで…?」
「大丈夫です!
私今日は飲みたい気分なんです(笑)
ほらほら…丸山さんも飲んでますか?」
丸「うん…ちゃんと飲んでるよ(笑)
ほんま最近のまいちゃんは
どっか変やなぁ…?
無理して明るく振る舞わんでも
ええんやで……?」
そう言って
頭を撫でる丸山さんの優しい手の感触に
「もう…やめてくださいよ…(笑)
今優しい言葉とかかけられたら…
泣きますよ?
泣いたら手付けられなくなりますよ(笑)?」
必死に笑いながらも
涙が溢れてきた…
絶対に泣かないと決めたのに…
我慢できると思ってたのに…
すばる「お前…大丈夫か……?」
「あはは…すいません…
やっぱり飲み過ぎたみたいです(笑)
ちょっと外の風に当たってきますね…?」
みんなの優しさが嬉しい反面
ひどく申し訳なくて
私はその場から逃げ出した………