第2章 伝わらない想い

安田side


"仕事仲間として接してください……"


まいちゃんのそんな言葉が

小さなトゲのように胸に刺さって

チクチクと痛む…




ほんまに俺の勘違いやったんかな…？


まいちゃんの俺を見る目

話す言葉の端々に


はっきりとは言われへんけど

何かを感じてた…


温かくて

優しく包み込むような何かを………



でもたとえそれが

俺の勘違いやったとしても

他の誰かをまいちゃんが見てたとしても



諦めることはしたくない……



だって俺は…………

まいちゃんが欲しいから……………




俺を好きなってくれる他の誰かじゃなく…


まいちゃんだけが欲しいから…………