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しあわせのかたち

第1章 私の仕事は……………?


まいside

あんなことがあった次の日でも

私の感情がぐちゃぐちゃでも

やるべき仕事は待ってはくれない……



だから今日も朝イチから

村上さんのお迎えに車を出したものの


昨日のことが頭から離れなくて



村上「おい、まい!

今のとこ右ちゃうか?

どうしたんや…

珍しく心ここにあらずやんか(笑)?」



あり得ないミスをしてしまう……(涙)



「すいません…すぐにUターンします…(汗)」



村上「いやいや謝らんでかまへんけど…

何かあったんやろ?」



「……ほんと…何でもないんですよ(笑)?

ただちょっとボーっとしてしまって……」




村上「お前はほんま嘘が下手やな(笑)

嫌なら無理には聞かんけど…

話したなったらいつでも言うたらええ…

一人で悩んで溜め込むんは

便秘と一緒で

体にええことないからな(笑)?」



そう言ってがははと豪快に笑うと


村上さんは

何もなかったかのように

ぼんやりと窓から流れる景色に目を向ける……



村上さんはいつだってそうなんだ…


私が困っているとき悩んでいるとき

いつだって一番に気付いて


押し付けがましくなく

ただそっと私を気遣ってくれる。



そんな優しさが

すごくすごくありがたい



でもだからこそ

言えないし言ってはダメなんだと思うんだ……



私が何よりも守らなくてはいけないもの


それは"関ジャニ∞"だから……





"安田さんが好き"



この気持ちは私の中に封印すべきで……

誰にもバレてはいけないんだ……
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