第11章 そこで目にした君。
サイド
女「ここで少々お待ちを。」
女はそう言うと反対方向に進んで行った。
私の周りには牢屋。
しかも、行き止まりだ。
??「チョウか、ハンか…ふふふっ、どちらか選べ」
「?じゃあ、チョウで」
??「ふふふっ、残念。ハンじゃ、」
この女の人は誰だ?
すごく絶望した顔をしている。
狂ってるようだ。
私が一歩後ずさりすると声が聞こえた。
???「あちゃー、お姉さん負けちゃったね…その女に負けると呪われるんだよ?…気をつけなよ?俺も負けたから確実に呪われる」
隣の牢屋には長いオレンジ?まぁ、明るき髪をした長髪の三つ編みをした男がいた。
上半身に包帯を巻かれ、手足を手錠で法則され体操座りの格好だ。
女「お待たせ致しました。
こちらへどうぞ」
私は女の、後ろを歩いた。
???「お姉さんどっかの偉い人?ここにはアホ提督がいるから気をつけたほうがいいよ?君、アホ提督のタイプそうだし…」
男は呑気そうに言った。
私より危ない状況はあなただと思う。
そう言いたかったがやめた。なんか、この人はあんな自分の、状況へっちゃら。って、感じ。
「大丈夫…変なことされたら噛み砕いてやる。」
???「へぇー…ね、君強いの?」
男がキラキラきた目で聞いてきた。
「さぁ?でも、それなりにはいけると思うよ?
私修行したから」
???「いつか勝負してよ。」
「私もあなたもこのオンボロの船から脱出してまた、会うことがあったらね?」
???「絶対だね?楽しみにしてるヨ」
「うん、私も楽しみにしてる。」
???「じゃあ…また後で」