第11章 木兎君は実家帰省中
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「風呂上がったー、俺部屋いくわ」
「はいはい、おやすみ」
早々と風呂から上がり、携帯を見る。
まおから不在着信、とメッセージ。
《寂しいから電話しちゃった!今日夜グラタン作ってみたら美味しかったから今度作ってあげるー!》
こんなメッセージをみて電話をしないわけにいかず、すぐ電話を掛けた。
「ヘイヘーイ!メッセージみた!グラタン作って!」
「うん!凄く上手くいった!いつ帰ってくる?その日の夜に作ってあげるよ」
「んー、俺も寂しくて明後日の朝には帰ろうかなって思ってたから、明後日の夜お願い」
「え、もっといてもいいのに」
「まおも寂しいだろうし!」
「…別に…」
「あんなメッセージ送ってきたのに、これはないだろ!」
「…待ってる…」
「おう!じゃあ、歯磨きするから切るわ!明日仕事頑張れよ!」
「うん、おやすみ」
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