第10章 冬の夜桜
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「…また桜見に行きたいな…」
「ヘイヘーイ、ごめんって…あ、まお!外見てみろって!」
「あ、」
遠いけど、さっきまでいた桜が家から見える。
「ココからだとあんまり…」
「えー!桜じゃんかよー!」
「光太郎はわかってないよー!月明かりに照らされてるから綺麗なんだよ!」
「ほー…」
凄い気抜けた声…
「今度は暖かくなってからいこーぜ!」
「そうだね…んんん眠い…」
「寝る?おいで」
っていつもの腕枕をしてくれる光太郎。
今日はなんだか頭を撫でてくれるオプション付き。ちょっと気にしたかな…
「ふふっ、光太郎、好き」
「ん~?俺の方が好き〜…」
っていって、すぐ寝ちゃった。
明日は光太郎夜遅いのか、明日は光太郎の好きな焼き肉にしようかな…
部屋に入ってくる月明かりを見ながら、光太郎の胸の中で眠りに着いた。
fin