第4章 雪やこんこん
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「…寒い…」
風邪を引いたのだろうか…いや、熱っぽくないし、部屋が寒いだけだ。でもなんで?雨でも降ってるのかな?寒い中、嫌々布団から出てカーテンを開く。
「わ、」
雪だ。見るのはいつ振りだろう。
「光太郎!雪だよ!起きて!」
光太郎が寒いからやだ、って布団の中に潜ってしまった。私だって寒いのに!
今日は2人とも休みで外に出る予定だったけど、まったりしよう…電車も遅れてるだろうし…バスも混んでそう…
「まお〜〜、きて〜〜」
もそもそ、と頭と手だけ出して手招きされる。コタツがやっと暖かくなったから出たくない…
「いや〜コタツ暖かくなったから出たくない〜〜…」
「やだ〜〜きて〜〜」
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