• テキストサイズ

My Horned Owl Boy.

第22章 春眠暁を覚えず、ってなに?




ピンクのチューリップは "誠実な恋"
紫のチューリップは "永遠の愛情"

自分で言うのもアレだけど、ぴったりだ。

花を抱えて電車に乗る。
女子高生がこちらを見てひそひそ話してて、少し恥ずかしいな、って思ってたけど。

( あの人、彼女にあげるのかな )
( わー、彼女羨ましいね )

って聞こえたから恥ずかしさなんて吹き飛んだ。
そろそろ帰れる、とメッセージを送り、駅から歩いて帰る。

やっぱり夜は肌寒い。

早く帰ろう。俺の足運びは軽やかだった。
家の前に着いて、驚かせたくてベルを鳴らす。
少しして、まおが出てきた。

あ、やっぱり驚いてる。
凄く嬉しそうに、まおが微笑む。

まおはこの花言葉知ってるかな。
多分、俺は知らないって思われてるだろうから花言葉は言わない。


ずっと、愛しているよ。



fin
/ 231ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp