• テキストサイズ

My Horned Owl Boy.

第22章 春眠暁を覚えず、ってなに?




案の定、早く仕事が終わり花屋に向かう。


「あら、かっこいいお兄さん、いらっしゃい!もしかして彼女にかい?」

「お!分かります!?全然花とか分かんないんで、教えてもらってもいいすかね?」

「彼女に~なんてお客さん、減っちゃったからねー!彼女さん、可愛いかい?」

「ちょーかわいいっすよ!」


あ、チューリップ。
てか、こん中にあるのチューリップしか分かんねえな…
このチューリップのピンク、ちょっと淡いけどかわいい。


「おばさん!このピンクのチューリップ!彼女っぽいんでください!」

「おや、チューリップかい。なら…紫のもどうだい?」

「うお!紫のチューリップなんて初めて見た!じゃあコレも!」

「お兄さん、その2つの花言葉、知ってるかい?」

「花言葉」

「その様子だと知らない見たいだね…」


花より団子な俺に、ましてやピンクのチューリップや、初めて見た紫のチューリップなんて分かるわけない。
ちんぷんな顔をしたのであろう、おばさんは得意気に花言葉を教えてくれた。

/ 231ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp