第16章 アメとムチは使い様

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「おー！おかえり！今日もお疲れさん！」


まおちゃん明日休みだもんね？
っていう圧に勝てなかった…

定時は21時なのに、お陰様でもう23時…
とっくに光太郎は帰宅してて、ご飯を作って待っててくれた。
先に食べてていいって言ったのに、温かいホカホカご飯が出てきて、彼の優しさが身に染みる。


「男飯だ！ご飯ありがとね」

「生姜焼き！コレくらいしか作れねえけど！待ってたから腹減った！食おーぜ！」

「ホントごめんね…早く帰ってきたかったんだけど…」

「いいよ、一緒に食べたかったし！」



ワハハ、と得意の声で笑う。
一緒に食べたい、なんて恥じらいもなくよく言えるなあ…

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