第13章 かっこいい、とは
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俺だって初めてなのに、優しくするもしないもないだろって思った。愛撫の仕方、ましてやゴムの付け方ですら曖昧だった。
焦りに焦った俺はほとんど彼女を慣らすことなく、無理やり自身を突っ込んだ。
「光太郎く、いたい、いたい…」
痛みに歪み、涙で濡れた顔を見て、怖くなった。自身は思った以上に薄情で、萎えた。
そこから別れるは早かった。
嫌いになった訳じゃない。
まず、最初から好きだった訳でもない。
友達は多かったけど、どうしても友情と愛情の区別が出来なかった。
怖かった。
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