第13章 かっこいい、とは
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「光太郎くん、付き合って」
中1の時、2個上の先輩が卒業する時に告白された。
かわいいって噂の先輩だったし【 彼女がいる 】というステータスが加わるのは悪い気はしなかったから、即二つ返事をした。
「木兎いいよな〜、あんなかわいい彼女」
「だよなー、バレーも上手いし、男の俺から見てもかっこいいしな」
「ヘイヘーイ!褒めたってなんも出ねえぞ!」
「僻みってやつだよ…ほっとけ…」
こんなに言われて悪い気なんてするわけなかった。でもあっちも忙しく、俺もバレーで本格的に活動する様になって元々少なかった会う頻度がめっきり減った。
中2の夏休みの頃、家に招かれて誘われた。
「初めてだから…優しくしてね」
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