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殺し屋が執事になってみました。【R18】

第6章 アサシンデビュー


えっと、屋敷に入る扉を開けたらすぐ会場なのだから、扉の前から弾き始めなきゃ………



頭の中で動きの確認をしつつ、建物の影から屋敷の門にたつ2人の門番を確認する。



そいつらが話してよそ見してる間に撃って、殺してしまった。




私はバイオリンをケースから出しながら門を潜り、屋敷の扉の前に立つ。


扉に耳を近づけて、タイミングを計る。



ーーここしかないっ!!



「♪〜♪〜♫〜〜♪〜♪♪〜♬………」



曲を私が弾き始めると、すぐに扉は開いた。



私は弾きながら、屋敷の中に入る。
容易に侵入することができた。



「余興ってこんな時間にあったか…?」



と話している人に微笑みかけると、黙ってくれた。



広い会場内を歩き回って嘘くさい笑顔付きの演奏を披露する。



「素敵ね〜、なんていうバイオリニストでしょう⁇」


「とても綺麗なお嬢さんね、どこかのご令嬢かしら?」



なんて聞こえる中、私は大体の来客人数と扉の場所、家具の位置などを覚えた。






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