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ラビットナイト

第3章 ウサギの願い事Ⅲ


ウサギは強く願った。

あの少年を守れるぐらいの力が欲しいと。

すると、池の辺から綺麗で透きとおった声が聞こえた。

「力が欲しいか?」

ウサギはハッキリとうなずいた。

「ならば来世で人間にしてやろう、その代り

 私の頼みをきいてくれ。」

その頼みを受け入れたウサギは、来世までの

深い眠りについた。
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