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ラビットナイト

第2章 ウサギの願い事Ⅱ


ウサギは恩返しに毎日木の実を持って行った。

「ありがとう。」

という少年の姿を見ると、嬉しくてたまらなかった。

しかしある日、あの大きなクマが

またウサギの前に現れた。

当然今回も少年は助けに入ったが、

クマは仲間を呼んでいたらしく少年は

肉食のクマたちにむざむざと引き裂かれ、最後に

「・・・逃げろ。」

とウサギに言い残し、クマの胃袋の中へと

入っていった。

ウサギはただただ、少年の言った通り

泣きながらその場を立ち去った。
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