• テキストサイズ

貴方が愛おしくて 【R18】

第2章 お前を護れるのは俺だけだから!【西谷夕】


ー日和sideー

久々のオフだぁ。

だから


夕くんとお家デートだぁぁぁ。

楽しみすぎて眠れなかった…

私はメガネをかけ、帽子を被り家を出た。

自分が出ているドラマの主題歌を鼻歌で歌いながら歩く。

そして、夕くんの家のすぐ近くになった。

えええ。あっという間だぁなぁ。


私は家のチャイムのボタンに指を添える。

でも、震えて押せなかった。

え。どうしよう。



勇気を振り絞って

ピンポーン

押したぁぁぁぁ←


ひとり実況をしているとドアが開いた。

夕「よぉ!いいぞ入って!」

日和「お邪魔しますすすすすす。」

夕「ははは!ひでぇ顔!」

私は恐る恐る、彼の家に入った。


夕くんの部屋は男のにおいがした。

夕「飲みもん持ってくるから待っててな!」

パタン

日和「え…どーしよ。」

何もすることないし、台本読んでるか。

私はカバンから台本を出し、読み始めた。

ー夕sideー

やばい。めっちゃ緊張してる。

笑顔で振る舞ってけど絶ッ対引きつってたよな。

どうしよう。


俺はお菓子を器に移しながら考えた。

そう。キスまではした。

今日はキスの上を行きたい。

大丈夫。もう準備は出来てる。

俺は箱から小さいもの……コンドームを取り出し、ポケットに入れて部屋へ向かった。


部屋へ戻るとピリピリした空気が漂っていた。

彼女が真剣な顔で本を読んでいたからだ。

ありゃ。あれ本じゃねぇな。

台本だ!だからあんな真剣な顔を……。


いつもとは違う雰囲気の彼女にドキドキした。

日和「……( 'ω')ふぁっ

夕くん帰ってきてたか!ごめん!!」

日和は焦って台本をしまった。


俺はお茶とお菓子をテーブルに置くと日和はぎこちない声でいただきますと言い、お菓子に手を伸ばした。

彼女は恥ずかしがりながらも喋ってくれて、沈黙にならずに済んだ。

時間もたち、あっという間に夕方になった。

日和「あっ……私帰んなきゃ。」

日和は荷物を持って立ち上がった。


結局、できなかった。


日和「また、しばらく会えないけど……

また遊ぼ。」


しばらく会えない。


そんなのやだ。




俺は出ていこうとした彼女の手を引っ張り、ベットに押し倒した。
/ 10ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp