第2章 お前を護れるのは俺だけだから!【西谷夕】
ー夕sideー
先生「今日も深町は休みだ。仕事が忙しいらしい。」
またか。
俺の彼女、深町日和は今日も休みだ。
彼女の話によると今、ドラマの撮影が忙しいらしい。
俺の彼女は女優だ。
テレビに出て、たくさんの人に知られる存在。
彼女と仲が良かった俺は彼女が好きになってしまい、勇気を出して告白したら両思いだったらしく、そのまま付き合う事になった。
でも、彼女は芸能人で俺は普通の人。
なかなか会える関係じゃないし、デートも安心してできないのだ。
でも、いいんだ。
彼女のそばにいられるのなら俺はそれでいい。
俺は彼女の夢を全力で支える。
そして、護る。
俺は烏野高校排球部のリベロであり、日和のリベロだからな!!
田中「最近、彼女と会ってるか?」
昼休みに俺の友達、田中龍之介は聞いてきた。
夕「全然。LINEでは話すけど直接は会えない時が多いな。」
田中「そうか……
それにしてもいいよなぁ。あの深町日和だぜ?
俺、付き合えたら死んでもいいわー。」
そう言いながら最後の一口のメロンパンを口に放り込んだ。
その時、俺のスマホからLINEの通知が来た。
開くと、『ひより』という名前がトーク履歴の一番上に来ていた。
内容は
『今度の土曜日オフになったよ!!
どっか出掛けない??』
( 'ω')
夕「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁふぉおおおおぉぉぉぉ!!!」
田中((ビクッ
俺は急いで文字を打ち込んだ。
『行きたい!行きたいとこあるか?』
すると、すぐ返信が来た。
『あ、あそこ行きたい。』
『え?どこ?』
俺がそう返信すると
『ふふふ。』
という謎のメッセージが来た。
……どこ行くつもりだ?
すると、また再び着信が来た。
『夕くんの家!』
( 'ω')
あ!?
久々のデートが俺の家!!??