【ハイキュー!!】Aphrodisiac*r18短編集
第2章 Liquor and…【白布賢二郎】
「先輩……?」
シャワーを終えてリビングに戻ると先輩が寝ていた。
(この人、どんだけ酔ってるんだ……てか、普通こんな簡単に男の家上がっちゃダメだろ……)
俺は下心なんかよりも、あのまま先輩を放って置いたら何だか良くないことが起きる気がして半ば強制的に自分の家に連れ込んでしまった。
……が、あんながっつり胸元開いた服のせいでチラチラ谷間見えてるし顔整ってるしまずこんな状況が色々とヤバい訳で。
いつもは俺とか男友達がいる空間に"女"が居るのは、俺的に興奮するシチュエーションでもあった。
「先輩、そんな所で寝てると風邪ひきますよ」
「んー……」
彼女は聞いているのか聞いていないのか分からないような返事をする。
「白布って、」
「…はい?」
「結構可愛い顔してるよねー」
彼女は白布に顔を近づける。
「何なんですか、イキナリ」
「ずっと思ってたの」
名字はふふっと微笑んでみせた。
彼女は俺の首に手を伸ばし、自分の方へ引き寄せる。
耳を掠める彼女の吐息で俺はそろそろ限界を迎えそうだった。