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本当はもう分かってたの
第4章 汚れた器
すると君は
「ありがとう」
と言う。
ームカツく。あんたの恋なんて儚く散ればいいのにー
何回も思った。
でもそれは嫉妬にすぎない。
嫌いになったつもりで、私はまだ好きなの?
いや嫌いだ。
あんなやつ大嫌い。
大嫌い大嫌い
私を見てくれない
好きになってくれない
大嫌い!!
気持ちも考えてくれないなんて
大嫌いよ!
……嘘。
まだ好きなのに
枯れたはずの涙が溢れては止まらない。
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