第2章 仕事の後のXmas night。
side月島
『ああっ!けいっ…!イくっ!おくごんごんされてイっちゃうっ!』
僕が指示したように言葉にしてから梢は達した。
達するときにグッと膣内が収縮し、その勢いで僕も膜越しに白濁を注いだ。
「ほんっとさ…どんどん僕好みになっていって…
どうしたらいいんだろうね。」
その言葉が聞こえたのか聞こえなかったのかはわからない。
その後、意識をなくして崩れ落ちた梢。
しっかり抱え直して部屋に入り、ベッドに寝かせれば梢は布団を抱きしめ幸せそうに笑う。
そんな梢の耳にはきらり、ひかる月がモチーフのピアス。
いつでも身につけるアクセサリー。
その中でも肌身離さずつけるピアスは独占欲の塊。
「笑っちゃう…」
月のピアスなんて…
今の僕の心と一緒。
梢と一緒にいたい。
僕以外見て欲しくない。
昔はこんなこと思わなかったのに。
どんどん梢に変えられていく自分。
でも、こんな変わり方なら以外と悪くない。
『けー…』
寝言で呼ばれた名前。
そっと頬をなでればふにゃりと笑う梢。
こんな気持ちになったのは初めてだよ。
「愛してるよ。梢。」
眠る梢にそう呟くと、僕はそっと梢の頬に口付けた。
end