第3章 幸せのお昼
くだらない話をしていたらすっかり日も暮れてきた。
「ねぇ、メリオダス。もう、夕方だけど…大丈夫?」
「さすがに大丈夫じゃないな。怒られそうだ」
なんて言ってるけど、余裕そうなメリオダス。
「じゃあ、帰らないとだね」
「ああ。じゃあ、また明日な?気をつけて帰れよ」
今日は、同時に分かれて帰った。
帰り道…ずっと余韻に浸っていた。
幸せだなぁと素直に思っていた。
バンにも、この喜びを伝えたかった。
早くバンに会って伝えたい。
ウキウキしながら私は家に帰った。
***
「ただいま♪布団から起きてても大丈夫なのか?」
「おかえり!うん、体調いいの!」
「そうか♪」
「今日もね、散歩してきたんだけどね!友達できたんだ~」
「よかったじゃねーか♪」
バンはうんうんと聞いてくれた。