第4章 ‐3‐
「お前ら会うたんびに喧嘩すんなよめんどくせぇな」
「喧嘩するほど仲がいいって言うし、ほっといたら?」
「みちるくんの場合は止めるのがめんどくさいだけでしょ」
呆れる私を他所にカオルくんと愛澄ちゃんは喧嘩してる。
ホントに飽きない人達だな。
ヒナタくんは机にあるお菓子を食べてるし…
フリーダムというか、マイペースというか。
「ただいまー」
涼兄だ!!
良かった。
いちばん頼れる人が帰って来てくれたよ…
「おかえり涼兄!!大変だよー!」
「ただいまー、どうした??」
リビングに入った涼兄はその光景を見て、
深いため息を吐いた。
「カオルじゃないか。ヒナタも。」
いや、そこじゃないよ涼兄!!!