第4章 ‐3‐
しばらくして、愛澄ちゃんが帰宅した。
ヒナタくん見るなり嬉しそうに、
「えー!いつ来てたのヒナタくん!!」
と大はしゃぎ。
ヒナタくんも嬉しそうに愛澄ちゃんに駆け寄る。
「可愛いーっ!!!これは萌えだよ!!」
キャーキャー騒ぐ愛澄ちゃん。
ぎゅうぎゅう抱きしめていると、愛澄ちゃんの視界にカオルくんが入る。
「げ、カオルくんまでいるじゃん。最悪」
愛澄ちゃんはカオルくんが嫌いだ。
会うたびいつも喧嘩してる。
「げ、ってなんだよ愛澄」
「年下のクセに呼び捨てにしないで!!バカオル!!!」
「....ッ!?てめー!」
あーあ、
やっぱりこうなるんだ…
仲良くしてくれたら何よりなんだけど...