第7章 奉仕。

『…ぁ…ぁっ…ひっぅ…。』


三日月『おっと…大丈夫か？』


体全身の力が抜けるほど
私はイッた。呆気なく…一瞬で


くたぁ…と力が抜け
三日月様に凭れかかれば
背中を優しい手が撫でる。


汗が滲んだ肌が触れ合い
お互いの汗が混ざり合う。


熱い体温に激しい鼓動
それは三日月様も同じだった。


三日月『主よ…まだ俺は
イッてはおらぬぞ…？』


『むり…ですぅ…むり…むりぃ…。』


三日月『無理と言われて
やめられる程…余裕はないのだが』


ぐちゅ…


『ひぅ…ぁっ。』


三日月『その気にさせれば
何も問題は無いな…そうだろ？』


ぐんっ…とまた突き始める。


達したばかりの私には
それは十分すぎる刺激で
抑えがきかず三日月様の
背中に爪を立ててしまう。


『ぁぅ…ぁっ…ゃだ…やだ…。』


三日月『っ…これもまた…
いい痛みだ…可愛らしいな…
まるで縋りつく幼子のようだ』


そんな幼子と言い張る私を
犯す三日月様は歪んでいる。


助けてと願った時に
現れた三日月様に縋ったのは
確かに私で…淫らに汚されても
命令をしないのも私である。


三日月『そろそろだな…。のう…主よ
その中で俺を受けとめてもらおう。』


『ぁぁ…いや…嫌だ…中は…なかはぁ…』


三日月『嫌というわりには
俺を咥え込む口は締め付けてくる。
中に出されると聞いて興奮したか？』


『ちが…違う…ぃや…ぁぁっ…』


グンッと抑えられぐちゅぐちゅと
卑猥な音が響き脈打つ彼の性器が
限界とばかりに一際大きさが増す。


三日月様『………っ、はぁ。』


どく…、


『ぁ…ぁっ…。』


彼のモノがどく…どくと脈を打ち
びゅる…とした熱いものが入り…
中へ注ぎ込まれるようだ。


溢れかえる欲の蜜がどろぉ…と
密着した性器同士の間から溢れ
私の絶頂もそこでまた迎えた。


どちらとも言えない愛液が零れる。


三日月『これからまた教え込んでやる』


そう囁いた三日月様は
私を胸元へと凭れかけさせた。


三日月『その時まで眠るがいい…。』


甘い優しい声に溶かされて
私は彼の熱い体温に包まれながら
そっと瞼を閉じた。





まるで、全てが夢であったかのように