第23章 自我。
自分の成り立ちが山姥切国広の
写しとして生まれてきたこと。
彼は親となる人を恨みますか…?
生まれ人の身に成ったことを…、
貴方は一生悔いて生きるのですか
ブチッ!
山姥切『邪魔だ、こんなもの。』
私の衣服を左右に引きちぎり
ボタンが何個か弾け飛んだ。
下着も無理やり引き剥がされ
固くなっいる、突起を見つめ
彼は少しだけ笑っているようだ。
山姥切『ハッ…体は…正直、か…』
むに…と彼の手が触れる。
『ぁ、…ンッ』
山姥切『なんだコレは…、
なぜここはこんなにも腫れ上がる?』
態とらしい口調
見せつけるように突起を指先で
押し潰しさらに刺激を与え続ける。
『ん…んん…。』
山姥切『応えられない…か、』
そう呟いて近付いた彼の顔。
れろ…と突起に這う熱いもの。
山姥切『ん…、』
彼の舌が私の突起を舐め始めた。
突起を円描くように舐めれば
物足りない感触に疼いてしまう。
痛みが欲しい…快楽が欲しい…。
山姥切様に必要とされたい欲求。
『ん…ゃ…ぁ、』
山姥切『………っ、ンッ』
舐めていた舌は突起を咥え
がりがり…舌を立ててきた。
噛み付くのが好きなのか
噛み付いたまま吸い付くように
私の胸に彼の唇が触れる。
私は彼の頭を抱き締め
布から覗く美しい金色の髪を
肌で感じ包み込んだ。
前髪が擽ったくて
彼の熱い口の中が気持ちいい…
山姥切国広…彼にとって
永遠を蝕む呪いの名だろうけれど
写しとか私にはどうでもいい。
貴方は私の刀
山姥切国広ただ一振りの大切な…
『っ゙…痛ぁ、』
がり…っ、と
歯を突き立てる鋭い痛み。
痛みに彼を抱き締めれば
彼は舌をまた這わす…。
まるで突き立てた所から毒は回り
舐めては染み込ませているようだ。
山姥切『………フッ、
審神者の写しがいい格好だな。』
痛みやもどかしい刺激に耐えた
私の顔を見て彼は嘲笑う。
山姥切『どうだ…ただの写しに
いいようにされている気分は。』
『…っ…山姥切様…私は…っ。』
その先が紡がれることは無い
なぜなら彼の指が口内に入れられた
『んぐっ…ぅっ』
山姥切『いい、何も語るな。』
その間にも彼の手は体を這う。
比較される恐怖が渦巻いている…、