第17章 集会。
真っ裸でなんか凄い事
言った気がする私は寝ぼけた
朝を迎えたのさ。
清光と安定に抱き締められ
眠りについた夜は苦しくて
その中でも寝てしまうから
ほんと寝付きいいよね、私。
まだうつらうつら…と
揺れていれば清光が私の
身だしなみを整えてくれて
安定が私の服とか布団とか
色々片付けてくれる。
私がやるべきなのに
寝ぼけた状態では無理なのです。
なんだかんだで出発までに
身支度は整ったとして今日行く
メンバーは短刀達とセコム…。
まぁ保護者付きという
案の定なメンバーになっていた。
一期『おはようございます。』
爽やかな一期一振様の笑顔に
眩しさで目が覚めそうだ。
『おはようございます……。』
一期一振様の後ろでそわそわ…
落ち着かない様子の短刀達様。
それ程、楽しみなのだろう
初めての街への買い物なのだから。
五虎退『あ…あの…主様。』
『なんですか…五虎退様…?』
五虎退『な、…何でも買って…
よろしいのでしょうか…?』
虎さん(一匹)を抱えて
オドオドとする頭を撫でながら
微笑みながら声をかけた。
『大きい物とかは相談次第ですね
これから定期的には行きますので
今買えなくても次がありますよ。』
五虎退『お金…とか。』
博多『お金!!!』
異様な反応を示す短刀が一人。
『お金は政府からぶんどっ…ゴホンッ…
有り難く頂くので問題ありません』
博多『お金の方が欲しいばい…、』
『では、博多様には後で
会計などの計算をお願いしても?』
ニカッと微笑んだ
博多藤四郎様は胸を張って答えた。
博多『よかよか!俺に任せるばい!』
"嬉しかぁ…"と頼まれ事が
嬉しいのかガッツポーズで
感動をあらわしていた。
私が計算苦手なのは黙っとこう。
厚『…あの…近侍いいんですか?
長谷部さんが凄い視線をアソコから
送ってるんですけど…』
アソコと言われた方を向けば
本丸の柱に隠れもしない体を
隠そうとしながら凄いオーラを
放ちながら視線を浴びせていた。
言いたい事はわかっている
"なぜ、俺を近似に…なぜ、"
ってな所だろう…視線でわかる。
私はハァ…と溜息吐きながら
柱の後ろにいる長谷部へと
近づいていった。
(可愛いねぇ、長谷部はまったく…)