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【イケメン戦国】燃ゆる華恋の乱

第5章 幸せな我儘 / 織田信長



一方、信長は信長で。
視覚と聴覚からのあまりの刺激に、自分でも思ってもみないほど心と身体を乱されていた。

イキリ勃つ男の欲望は反り上がり、先からてらてらと先走りが溢れているのが、見なくても解る。



(やはり貴様は想像以上だな、舞)



自分にもたれかかり、肩を大きく上下させている舞の腰に片腕を回す。
もう片方の手で、舞の頭を優しく撫でた。


「合格だ、舞」
「ほ、本当に……?」
「ああ。 約束どおり、褒美をくれてやる。 今貴様が一番欲しがっている物を、思う存分くれてやろう」


そう言って、信長は鏡に向かって舞を四つん這いにさせる。
ドレスは後ろの丈が長い為、舞をすっぽり隠してしまう。


「邪魔だな……」


ドレスの裾をまくり上げると、豊かな尻が顔を覗かせた。
そして内太ももには、蜜が流れて来ており……
止まる事を知らずに膝のほうまで伝った。



(美しいな、そしてここまで愛らしい女も居ない)



「貴様は安産型だな、良い子が産まれるぞ」



あまりにも場違いな信長の、冗談めいた言葉。
くくっと笑って鏡を見ると……



「!」



鏡越しに、舞が恨めしそうな瞳で信長を睨んでいた。
目尻にいっぱい涙を溜めて、今にも溢れてきそうだ。


「舞……」
「の、信長様はずるいです……っ」


そう言った舞の声は震えていた。


「狡い? 何故」
「こんな格好にさせられて、自慰まで見られて、すごくすごく恥ずかしいのに、ドキドキして、私ばっかりドキドキして」


つっと目尻から涙が一筋流れる。


「なのに信長様は余裕たっぷりで、こんな私を見ても取り乱したりしなくて、だから……! 信長様はずるいですっ」



その一生懸命な言葉と表情。
呆れる程に、一途で、素直で……



(一体どこまで俺を乱せば気が済む)






「俺が、余裕があるといつ言った」






ーーー じゅぷんっ!


「ひぅ……っ!」


突然後ろから貫かれ、舞は声にならない声を上げた。



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