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【イケメン戦国】燃ゆる華恋の乱

第41章 満天恋月 ー 織姫争奪戦 ー / 全武将共通ルート




「首を掛けてもいい、舞は青を着てくるぞ」

「言ったな、独眼竜。では刀を手入れしておこう」

「謙信様、無闇に斬ったら背中に撒菱入れます」

「舞は俺の所有物だ、勝手を抜かすな」

「御館様、立場は変わるものですよ?」

「今日こそ兄貴を卒業……!」

「紫の浴衣、絶対です!」




広間で変わらずに武将達が好き放題言っている中……

舞は一人自室に籠り、眉間にしわを寄せながら七着の浴衣を見比べては唸っていた。




(みんな、私のために用意してくれたんだよね……)




色鮮やかで、生地もそれぞれ特上品。
肌触りも良く、どれも文句ないくらいに素敵な浴衣だ。

みんながみんな、想いを込めてくれたのだと。
舞はありったけの感謝をした。

しかし―……
全部着るわけにはいかない。

着るのは一着だ。
それは、自分の秘めた想いを、浴衣を通して伝える。

それと同じ事。
だったら―……






(私が着るのは、これしかない―……)






今日は七夕。
織姫と彦星、恋人が逢える特別な日。

自分が織姫ならば、
愛しいあの人が彦星であります様に。


舞は意を決して、浴衣を纏い始めた。
自分の想いを伝える為に。

そして。
相手の気持ちを、受け取る為に――……

















ここから結末が分岐します。

信長、政宗、秀吉、家康、光秀、三成、謙信。

それぞれのお話は、今しばらくお待ちください……




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