第38章 一触即発禁止令 / 明智光秀
「もう……光秀さんなんて、知りませんっ」
舞がぷいっと背中を向ける。
明らかに機嫌を損ねている模様。
それを見て、光秀はくすっと笑った。
(頭から湯気が立っていそうだな)
舞と恋仲になって、まだ間もない。
まだまだお互いを知り尽くしてはいないけれど、これだけは解る。
(本当に嫌なら、何故褥を出ていかない?)
舞とはひとしきり愛し合ったばかりだ。
本当に嫌だと言うなら、ひとつの褥の中に居ないで、さっさと出ていけばいいのに。
それをしないと言う事は、本気ではないのだ。
光秀は舞の背中にそっと身を寄せ、そして肩にちょんと顎を乗せる。
そして、耳元で囁いた。
「……本当は嫌ではないのだろう?弱い所を攻められるのは」
「……っ」
「嫌なら、あんなにいい声は上げない」
「そ、それは……ぁっ」
急に耳たぶを舐められ、舞の肩がぴくりと跳ねる。
そのまま舌を耳に這わせていき……
手も舞の腹に回し、その柔らかい肌をやんわり撫でた。
「ふわぁ……っんっ」
「お前のここには、俺が出したモノで満たされてるだろう……?あんなに蕩けた顔をして、嫌とは言わせないぞ」
「や…っぁ……っ」
「ほら、まただんだんいい顔になってきたな」
舞の羞恥を煽るのは得意だ。
これも、舞がすぐ素直に感じて悦んだりするから……
ますます意地悪したくなる。
光秀は腹から手を滑らせ、脚の間に指を差し入れると、そのまま敏感な蕾に触れた。
舞の身体が跳ね上がり、指で蕾を擦ると、さらに舞は身体を震わせた。
「ぁ…っあ……っ!」
「気持ちイイんだろう?感じるままに啼け」
「だめ…っ光秀さ……やぁ…………っ!」
「達したばかりで、だいぶ敏感になってると見える」
口から可愛い声を漏らしながら、舞は光秀の腕の中で悶えるに悶え……
それが更に可愛くて、もっと見たくて攻め続けていると。
舞は痙攣し、ふっと身体から力が抜けたと思ったら、大量の蜜が指に絡みついた。