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【イケメン戦国】燃ゆる華恋の乱

第33章 厳禁!溺れた君に快楽を / 伊達政宗




「あったのか、金平糖は」
「私達の部屋には在りませんでした」
「もうこの部屋しか考えられん」


その時だった。
部屋にさらに人の声がする。

多分、信長に三成、光秀。
政宗は眉間に皺を寄せた。



(くそっ、大の男が金平糖で集まってくんなよ…)



すると、畳がギシギシと軋んだ音を立てているのを、他の三人も察したらしく……


「……曲者か?」
「なんか音がしますね……」
「幽霊でも出るのか、この部屋」


口々に言い合っているのが聞こえる。
舞は舞で青ざめてるし…


(バレるか、もうすぐなのに……っ)


すでに射精感は限界近くまで高まっていた。
だからこそ、今止めるわけにはいかないのだけど。

もう知られてもいい……
そんな諦めに近い感情すら心に芽生えた時だった。


「あっ! 金平糖……思い出しました!」


三成が閃いたような声を上げる。


「舞様が持って行くと言っていました。 私が管理するから、と」


すると、安堵のため息が聞こえ、次々に部屋から出ていく足音がする。


「なんだ、馬鹿みたいに探しちゃった」
「馬鹿じゃないだろ、御館様の金平糖だぞ」
「三成、大義であった。 舞は何処だ」
「でも今の時間、舞も風呂ではないでしょうか」
「そうですね…舞様も湯殿かも知れません」


足音が過ぎ去り、襖がぱたんと閉まる音がした。
そして、訪れる静寂。


「行ったか……?」


政宗はようやく唇を離し、ぽつりと小さく漏らした。
しかし、身体は正直で。



「…………っ!」



途端に暴れ出す、自身の高まり。
吐き出すのを我慢してたんだよ、と物申すように。

政宗は腰を振り続けながら、舞の耳元で呟いた。


「悪い、舞、もう出る……っ」
「んっぁ……っんんっ」


まだ声を我慢している舞が健気で、政宗はぎゅっときつく舞を抱きしめた。




ぐぢゅぐちゅ…っぐちゅんっっ!




「………っぁっ!」
「あ…っやばっ出る…………っ!」


舞が小さく喘ぎ、果てたと同時に。
政宗も勢いよく舞の中に吐き出した。

緩く腰を振り、最後の一滴まで中に送り出す。
二人で荒い息をしながら脱力し、見つめ合った。



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