第28章 純愛の手ほどき、シテくれる? / 伊達政宗
政宗の御殿に着き、湯浴みをさせてもらった舞は、政宗と一つ敷かれた褥の上で、向かい合って座った。
政宗も簡単な着物に着替え、あぐらをかいている。
舞はカチンコチンに緊張しているようで……
手を伸ばし頬に触れると、舞は大げさなほど、びくっと身体を震わせた。
「……そんなに緊張するな」
「だ、だって……」
「ほら……来い」
招かれるまま、ひざに座らせてもらう。
政宗は舞を横向きに座らせ、そっと身体に腕を回すと、ちゅ……っと額に口付けた。
「顔、真っ赤。 可愛い」
「……っ」
「身体も火照ってるな……熱い」
そう言って薄い着物の上から、身体を撫でられる。
あまりに優しい愛撫に、舞は身体を震わせた。
「舞」
「なに……?」
「とりあえずお前の思う通りにやってみろ」
「え?」
「下手でも、なんでもいいから」
その言葉で何を言いたいのか察した舞は、小さく頷いて、政宗のひざを降りた。
政宗は脚を開いて座り、着物の裾をはだけさせる。
そこに鎮座している政宗の男根を見て、舞は息を呑んだ。
「ご自由に」
「う、うん」
すると、舞はすっと手を伸ばし……
政宗の男根を、ぎゅむっ!と力強く握った。
いきなりの事にびっくりする政宗とは裏腹、舞は真剣な表情で政宗のモノをシゴきだす。
ただし、力強く握った、そのままの握力で。
「舞…っ、待てっ」
ごりごりと力強く、思いっっっきりシゴかれたものだから、たまったもんじゃない。
痛みで目から火花は散るわ、息は切れるわ……
政宗は堪らず、悲鳴を上げた。
「いだだだだだだだっ!!!」
「ごめ……っ、痛い?」
「ちょっと止まれ…っ、引っこ抜ける……っ」
地獄の手が止まり、政宗は脂汗をかいて荒い息を吐いた。
これは下手と言うか、なんと言うか……
(加減が解らねぇんだ……知らないって恐ろしいな)
政宗は息を整え、舞の額をぴんっと指で弾いた。