第23章 素直になれない君が好き / 織田信長

「信長様……っ」
「俺に甘味を作って来たことを、ちゃんと認めろ。 俺に食わせたくて作ったと」
「あ、あれは、別に……っ」
「なんだ、そこは素直にならんのか」
「…………っ」
「……素直にならぬなら……」



信長は舞の耳に噛みついた。
ちゅう……っと音を立てて吸い、舌を這わせる。

すると、舞は荒い息を漏らした。



「や……っ」
「素直になる気になったか」
「……っ」
「強情だな、貴様は」



今度は腰から脚に手を這わせ、静かに裾を割ると、裸の脚を直に撫でた。
ビクッと脚が震え、強張る。
顔を伺うと、舞は真っ赤になっていた。



「あ……っ、んっ」
「身体の反応は素直なのだな、それに…良い声だ」
「信、長、様……っ」
「そんな顔をしても、素直に言うまで止めてやらん」



信長は舞の反応を面白がって、次々に肌をまさぐっていく。
脚を持ち上げ、内太ももに甘噛みしたところで、舞は観念したように言った。



「の、信長様に、食べてもらいたくて、作って行きました……っ！」
「よし」



一旦身体を離すと、舞は涙目になって、身体全体で荒い息をついた。

それがやたらと可愛くて愛しくて、信長は舞の頭を優しく撫でる。



「女は素直なのが一番だぞ。 まぁ……素直じゃない貴様を啼かせるのも一興だがな」
「…………っ」
「なんだ、その目は」



舞が潤んだ目で睨んでくるので、信長は思わず、くくっと笑った。
そして、再度舞に覆いかぶさる。



「随分そそる目をしている……もっとして欲しいのか」
「ち、違……っ！」
「今言ったばかりだろう、素直が一番だぞ」



つ……っと舞の唇を指でなぞる。
舞は口を噛みしめたままだ。



「…………っ」
「言えぬのか？ ……ならば、身体に聞くまでだ」
「ん……っ」



信長は舞の唇を塞いだ。
舌で唇を割り、強引にねじ込む。

逃げそうな舞の舌を絡めとってやると……

舞の顔が、だんだん蕩けていくのが解った。