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【イケメン戦国】燃ゆる華恋の乱

第18章 Border Love / 政宗ルート






「私が選ぶのは、政宗です」






舞は、はっきりした口調で答えた。

その答えに政宗は目を見開く。
舞は強い視線で信長を見つめていたが……

やがて少し俯き、政宗の方をみて微笑んだ。



(舞…………っ)



政宗は思わず、舞を抱き寄せた。

そのまま額に口付けを落とす。
舞独特の、甘い味がした。


「政宗……っ、ま、待って……っ」


顔中に口付けを落としていると、舞が照れているような声を上げる。

信長はそれを見て、ふっと笑った。


「見てられんな」


すると、立ち上がって二人に背を向ける。



「二人とも早々に立ち去れ、俺の気が変わらない内に」
「信長様……」
「俺の閨で交合ったと言うだけで、貴様を斬る理由になるのだがな。 目を瞑ってやる、政宗」



信長の表情は見えない、しかし。
身体は小刻みに震えているのは解った。



「ありがとうございます、舞、行くぞ」


政宗は深々と一礼し、そのまま舞を抱き上げた。
そのまま天守を後にする。


舞は政宗の腕の中で、何度も何度も。
『信長様、ごめんなさい……っ』
そう、悲痛に呟いていた。




















「ん……っ、んふぅ……っ」

政宗は舞を屋敷に連れて帰り、自室に付くなり褥で舞を組み敷いた。

逃げる舌を絡めとるように深い口付けをされ、舞は政宗の下で身じろぎする。


「はぁ……っ、政宗……っ」
「もう、我慢したりしない、出来ない」
「政宗……」
「お前は俺のものだ、舞……っ」


舞の帯に手をかけ、素早く解く。
着物を脱がす時間も惜しくて、はだけだした襟元に手をかけ強引に開くと。



ーー ビビッ!!


着物と襦袢が音を立てて裂けた。


「あとで新しいの買ってやる」


舞の文句を聞く前に、そう言って唇を塞いだ。
口付けをしながら、政宗は舞に言う。


「いいか、今夜は俺以外の奴の名を呼ぶな」
「政宗……っ、んっ」
「そう……俺だけを呼べばいい」


胸に吸い付きながら、脚もまさぐる。
舞の蜜は、太ももまで流れていた。


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