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【イケメン戦国】燃ゆる華恋の乱

第13章 敏感少女~俺を感じて~ / 豊臣秀吉




「気持ち良かったか?」
「なに、これ、何これ……」
「何これって」
「今まで、こんなの、なった事ない……っ」


顔だけ横を向いた舞。
その顔は真っ赤で、恥ずかしいものを見られた時のような、羞恥の顔をしていた。


(なった事ないって、つまりは……)


「達したことないのか?」
「達するってなに……?」


舞は本当に知らないらしい。
秀吉は舞の頭を優しく撫でながら言った。


「頭、真っ白になっただろ?」
「うん……真っ白になって、なんか弾けた……」
「気持ち良いのが頂点になるとそうなる。 達するって事だよ」
「でも、は、恥ずかしい……っ」
「恥ずかしがる事ない。 女は気持ち良くなると、そーゆーもんだ」


説明を聞くと、舞は目を細めて、ちょっと嬉しそうに微笑んだ。
それが可愛くて、つい撫でる手に力がこもる。


「今まではどうしてたんだ?」
「今までって?」
「恋仲になった相手と。 今日が初めてじゃないだろ?」


その質問に、舞は少し口ごもったが、やがて恥ずかしそうに、小さな声で言った。


「その……拒んでたの。 触られても、気持ち良くなれないの、は、恥ずかしくて……」
「じゃあ、男に抱かれた経験は……」
「……っ」


(この様子だと……無いんだな)



つまりは、自分が初めて頂点へ導いた男と言うことで……
なんか誇らしくなって、思わず笑みがこぼれる。


同時に、もっと……と言う気持ちも湧き上がり。
舞に聞こえるか、聞こえないかの声で呟いた。


「もっと、気持ち良くなりたいか…?」
「え……?」


舞には届いてしまったらしい、
舞は起き上がって、潤む目で秀吉を見つめてきた。


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