• テキストサイズ

境界線。【安室透夢小説】

第10章 問.月が綺麗ですね。


安室side

伝えてしまった。
くのえさんに。

君は後悔なんてしないと言ったけど、違うんだ。
俺はきっと長生きはしないと思うんだ。
潜入中や捜査中にもしかしたら死んでしまうかもしれない。

そうしたら、君はきっと俺を好きになったことを酷く後悔すると思う。


まだ、君に全て話せないことを許して欲しい。
組織のことが片付いて落ち着いたらきっと伝えるよ。









本当の僕のこと。











「.....私、安室さんのキス。優しくて好きです。安室さんといると.....眠くなってきます。」

「それは、もしかして褒めてます?」

「安室さんと一緒だと....心地よくて、安心する...。」

くのえさんはトロンとして今にも眠ってしまいそうな顔をしていた。

「眠くなってきました?」

「...眠くないです。安室さん。私達って...お付き合い...するってことで...いいんです...よね?」


くのえさんの言葉に顔が熱くなる。
そうだ。そうなるのか。
お付き合い。
それは、すごく嬉しいが、いいのか。

「安室さん。余計なこと考えなくて良いんですよ。自分に正直になりましょう。ね?」





「.....不束者ですが、よろしくお願いします。」


「安室さんが嫁入りするみたいですね。...ふふふ」

「どうかしましたか?」

「そういえば、さっきの告白の時、安室さん話し方がいつもと違ったからビックリしたなぁって。」

「.....あぁ、そういえば。あの話し方は嫌でした?」

「まさか。...かっこよくてなんだかドキドキしました。」




「..... くのえさん、今日はもう、お風呂を済ませて寝ましょう。明日は学校行きますよね?」

「はーい。...一緒に入ります?」

「結構です!//..さ、早くどうぞ。」



付き合って初日にでガッツクのもどうかと思って我慢してるっていうのに。
さっきの絶対に狙って言ったな。



....本当にいつか抱き潰す。




11章につづく



/ 93ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp