第4章 Don't love you anymore
滝『いや、だったらいいけどさ……。って良くもないか。
とにかく。本当もう直ぐに踏み込むんだからな。』
櫻『そうか……。 いよいよか。 じゃあまた夜かけ直すわ』
そう言って、電話を切るとエンジンをかけてサングラスをするとホテルの駐車場を後にした。
櫻『あれ……アイツは確か……。 室とか言った……
こっちの事勘繰ってる……』
潤の迎えか……。
中国系で向こうのツテもあったりして何かと仕事が出来る男でトップからも、勿論松本からの信頼は厚い。
一応、見えない所に隠れるように車を停車させて様子を伺っているとやはりホテルとは別の方から松本が歩いてくるのが見えてそちらからも隠れるように体を寝かせてサングラスの隙間からその様子を覗く。
櫻『さすがに、アイツにも秘密だったか……』