第6章 櫻井からの電話
あゆ「きっかけは、タイスケの言葉だったんです。」
櫻井「あいつに何か言われたの?」
あゆ「そんなすぐに仕事放り出すヤツ、何したって続かねぇよって。」
櫻井「そんなこと言われたんだ。」
あゆ「私、今まで仕事を続けたくても続けられない状況だったし、あなたに何が分かるのよって。それで啖呵切ってやるって言ってしまって...冷静に考えたら、今も続けていけるか不安なんですけど、私から仕事を辞めるって言いたくなくて。それに、見た目によらず、みんないい人そうだし、どうせなら仲良くしたいですし。私、叔母さんの家にいたときは一人ぼっちだったので...」
櫻井「そうなんだ...何だか、君なら続けていってくれそうだね。」
あゆ「はい!やると決めたからには頑張ります!」