第4章 微裏 藤ヶ谷サイドから
足を広げさせて、指を突っ込んだ。
ヌルヌルしたあゆの中は生温かくて、俺の指を締め付けてきた。そのまま出し入れをすると、あゆは大きな声で叫んだ。だから感じすぎ。
その時、隣の部屋で物音がした。こっちの部屋は...ミツか。あゆの声がでかすぎて起きちまったのか?
まぁ、聞かせてやるよ。俺を感じてる声を。
そのまま動きを早めたら、あゆはまたイッてしまい、起きなかった。しばらくして、寝息が聞こえてきた。
おいおい、まだ俺のモノが大きくなったままなんだけど。でもあゆは起きる気配がない。
俺は自分のモノを取りだし、あゆの寝顔を見ながらモノを握ったら、すぐにイッてしまった。
結局俺は、あゆの初めての男にはなれていないけど、絶対になってやる。
しばらくあゆの寝顔を見ていたら、胸の奥が苦しくなった。こんな気持ち初めてだった。今まで女は抱くためのものだと思っていたが、あゆは......。
俺だけのものにしたい。誰にも渡したくない。