第3章 裏 藤ヶ谷との夜
もう、お風呂にも入り、みんなが寝静まった頃、私は気づいたら、ガヤの部屋の前にきていた。
あぁ、何してんのよ私。みすみす襲われに来る女子がいるかぁ?でも、さっきのキスみたいな快感があるなら、ちょっと興味はある...あぁ、とりあえず、入るだけ入ってみよう。
コンコン。
返事はない。
カチャッ
鍵はかかっていなかった。
あゆ「あのー、」
中は暗くなっていてよく見えなかった。
シンプルであまり物がない部屋だった。
その中にあるベット。
ガヤはそこで寝ているようだった。
あゆ「なんだ、寝ちゃったのか。」
小声で少し落ち込んだ声を出すと、ベットに寝ていたガヤに手を引っ張られた。
藤ヶ谷「俺が寝てて落ち込んだ?」
あゆ「ちょ、何で寝たフリなんかしてるのよ!」
藤ヶ谷「しっっっ!みんなが起きるだろ!」
私の口を手で覆いながら、ガヤは人指し指を立てて、小声で私を怒った。
最初は暗くて見えなかったが、徐々に目が慣れてきて、ガヤと見つめあってることがわかった。私はガヤの足の間に膝をついて、向かい合った状態で、いまだに口は手で覆われている。