第2章 初仕事
そのまま私は藤ヶ谷さんに抱き締められた。
何なのこの展開。
ていうか、何なのこの人。
訳がわからない。
ぎゅっと抱き締めたまま、藤ヶ谷さんは話し続けた。
藤ヶ谷「なぁ、あゆさぁ、絶対シたことねぇだろ。」
あゆ「...」
藤ヶ谷「ぷ(笑)なんでそこで黙るんだよ(笑)嘘つけねぇんだな、あゆ。」
うぅ、昔から、嘘をつくのは苦手で、言い当てられた時には黙ってしまう。
藤ヶ谷「でもさすがに、キスはしたことあるよな?」
あゆ「...」
藤ヶ谷「ぷは(笑)マジで!?そんな可愛いのに、ウブなんだな。意外だったわ。てことは、俺が初めての男になるわけだ。」
あゆ「え?何言ってるんd」
言い終わる前に、藤ヶ谷さんがキスをしてきた。