第1章 【黒バス】赤司くんでお願いします!
「そんな事はありません。赤司くんは何よりやはり僕を見出してくれた人ですし……一人で二粒楽しめるというお得感がありあますし!」
「黄瀬だって相当な二枚舌だろ」
赤司に襟首を掴まれた青峰が朴訥に云う。
「そんな事はないっス!俺はいつでも黒子っち大好きなのは変わらないッスよぉ!」
むきぃと身をよじる黄瀬ににこにこ笑う赤司。
「ではテツヤと組むに相応しいか涼太は見せてくれるね?」
「赤司っちまで邪魔するとかひどいッスよ〜」
「黄瀬、諦めろ」
悔し涙を流す黄瀬に青峰が諦めの顔で云う。
「スイマセンスイマセン、僕がペアでスイマセン」
「いや、こちらこそよろしく、です」
そんな三人は完全に無視して桜井と火神はまだ頭下げ合戦をしていた。